Sunny Summer 総評①


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ヨジャチングらしくない音楽
ヨチンの音楽には
デビュー曲の「ユリグスル」から脈々と続いている特徴がある。
①リコーダーを思わせるユーモラスなシンセ
ある時はユーモラスに、ある時は悲愴感たっぷりに、純情路線の
ヨジャチングにぴったりの音質である。
②クラシック音楽風のストリングス
ユンストリングの繊細な音質は、ヨチンの音楽をハイレベルなものに
仕上げている。
③クラシックと対照的な重低音のエレキギター
まさしく「パワー清純」の名の通り「清純」に対照的な「パワー」を
特徴づけている。

前作、「밤 Bam」では③のエレキギターが姿を消したが、その代り、
極まった悲壮感が新しい要素として強烈に表現されていて、
その新鮮さが大ヒットにつながった。
しかし、今回の新曲では③どころか、①、②すべてが掻き消えたようになくなっている。では、それを補うものがあるかと言えば、何一つとして存在していない。安っぽい清涼飲料水のコマーシャルのような音楽が延々と繰り返されるのである。

作曲家
「二段横蹴り(イダンヨプチャギ)」は、個性派のヨジャチングに合わない


かねてから本ブログでは、この作曲家について批判的であった。それはブログ主の個人的好みの問題でもあるが、一般的分析でもヨジャチングにはふさわしくない特徴がある。

イダヨプとくれば

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薄らエロさに背を向けて、いわばA級を気取り始めた頃のA-PINK。
(最近、また初心に戻ったようだが)

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せっかく評価を得たブレイブサウンドの「Love Option」に背を向け、
ひたすらイダヨプのネームバリューにしがみついたBestie。
結局、イダヨプと心中した形で消滅した。
もちろん、イダヨプは要領よく逃げて無事。(笑)

などなど
ブログ主にいわせれば、つまらねぇ~曲ばかり
音楽番組を観ていてもチャンネルを変えてしまうことしきり。

イダヨプではない作曲家やプロデューサーが手塩にかけて育ててブレークしたアイドルに、後乗りするように組んでは、「他人のふんどしで相撲をとりながら」要領よく金儲け作曲をする。それがイダヨプの本質である。巨大なファンダムの組織力と大きなプロダクションの資金力で押しまくり、水膨れしたアイドルをさらに水膨れさせていくには、イダヨプのような作曲家が向いている。創造的な冒険や、特異な音楽は禁物で、音楽の本質を深く追求しようとはしない一般アイドルファンたちに、違和感を抱かせない作曲方法で騙していく。それがイダヨプの要領である。
その本質は「洋楽もどき」を始めとする、巧妙な「もどき音楽」である。
したがって、「誰が歌っても同じ」「誰が作曲しても同じ」・・・・
そんな音楽がK-POP界に垂れ流されて、アイドルは水膨れしていくのである。

何度も書いてきたが、ヨジャチングは中小企業の星であり、巨大なファンダムの組織力や大手プロの資金源でごり押ししまくるアイドルではない。金はないが「智恵」と「アイデア」があり、それで音楽ファンの心を真に捉えるのが特徴である。

そのようなヨジャチングに、イダヨプとの相性が合うわけがない。
まさに水と油であったと言えよう。

今回、ソ代表が犯したミス
ソ代表が今回イメージした前例は、容易に分かる。

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それまで根暗なブレイブサウンドで着実なヒットを重ねてきたシスターが、イダヨプの曲で、いわば「ネアカ大ブレーク」となって、芸風を広げた「Loving U」である。しかし、ソ代表は大きな点を見逃していた。
シスターの能天気ブレークには伏線があったのである。
シスターは「Loving U」でネアカブレークをしたが、そのわずか2ヶ月前に勇敢な兄弟の「Alone」で本格的なブレークをした。まさにその勢いで「ネクラ」⇒「ネアカ」で勢いづいたのだった。悲愴感極まった「bam」からわずか二か月後にネアカの「Sunny Summer」で、同様のパターンを周到に計画したようだが、ここで考えてもらいたい。ヨチンは2年も前にしっかりとブレークしているのである。ブレークの勢いというよりも、その後のさらなる発展の最中であるので、事情はかなり違っている。

これと同様な伏線はAOAでも存在しており、多くのプロダクションがこのことを見逃していた。「チャルブンチマ」で初めて勇敢な兄弟と組み、奇跡の大ブレークを果たした。そう勘違いして、誰もが勇敢な兄弟に作曲を依頼し、安直なブレークを狙ったが、ことごとく失敗した。
ナインミューゼズ、ダルシャベ、スピカS、ハロビ、ベスティ・・・・
曲自体には傑作もあったが、安直なヒットには結びつかない。勇敢な兄弟は「組み続けること」で、共に成長していくタイプの作曲家である。安直なヒットにつながらなかったので、単発で終わらせたこともブレークを逃した要因であった。

そして重要なのが、AOAのブレークにも伏線があったことである。

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「チャルブンチマ」の前に、キム・ドフン作曲で「フンドゥリョ」を発表しており、これでブレークのきっかけを掴んでいた。この伏線に、ほとんどのプロダクションは気づいていない。

そして、今回のヨチンも同様である。いきなりイダヨプで「ネアカヒット」を狙ったのは余りに安易であった。
シスターをイメージしていたのだろうが、分析不足である。
①ヨチンとの相性
②ネアカヒットのための伏線
この二つは見逃してはならないことだったのだ。

デビュー当時から組んでいるイギ&ヨンベを離れて、ノ・ジュファンの「밤 Bam」で大ヒットしたヨチン。相性のよい作曲家だったのだから、今回のネアカな夏ヒットは、同じノ・ジュファンで行くべきだったろう。
ならば「밤 Bam」は、ネアカヒットの伏線となっており、その計画性は十分賞賛に値するものとなったろう。

日本デビューをしたばかりに、今回は日本のミニコンサートが控えており、カムバックとしてはプロモ期間が短く、そして曲自体の準備も大いに不足していた感が否めない。
ソ代表も、かねてからイメージしていた、シスターのヒットに安易に乗ってしまったと思われる。

今回のことを教訓にしてもらいたい。
ヨジャチングは今後、イダンヨプチャギと組むべきではない!!

但し、例外的にブログ主が好きなイダヨプ曲もある。

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売れなかったガールズデイを、
一気にヒットメーカーに押し上げた「Something」
当時は、アイドルファンたちに「シスター気取り」などと罵られたものだが、結果は大ヒット。アイドルファンではない一般K-POPファンは、しっかりと音楽を聴いていることがよくわかった。そして一般K-POPファンこそが、本質的なアイドルのブレークの鍵を握っていることも分かる。熱狂アイドルファンの言うことは、大手でない限り少数派意見でしかない。


I Can See Your Voice 4 최초! 걸스데이 민아&친언니 합동무대! ′Something′ 170406 EP.6
ガールズデイの「Something」はK-POP史に残る傑作であり、それが証拠に、あらゆるオーディション番組の「課題曲」として、何度もカバーされている。ブログ主に言わせれば、これも「ブレイブサウンドもどき」であるが、本家が才能豊かな作曲家なので、「もどき」でも傑作曲は生まれるのである。
そしてこのブレークにも伏線があり、それはナム・ギサン作曲による、サスペンダーダンスで有名な「キデヘ」であった。

他にイダヨプの傑作は

T-ara ジヨンの「一分一秒」


Jiyeon T-ARA (지연) _ Never Ever 1분1초 (1080P) OFFICIAL MV

ウンジョン(Elsie名義)の「혼자가 편해졌어」

[MV] ELSIE(EUNJUNG(은정)) _ I’m good(혼자가 편해졌어) (Feat. K.will)

イダヨプは「超根暗な曲」を書くと、傑作となるようだ。
ますます、今回のヨチンの「超明るい夏の曲」にはふさわしくないことがわかる。

そして、一つだけ付け加えておく。
イダヨプには、もう一時ほどの勢いがない。
もう、「もどき」で稼ぐ時代ではなくなっているのかもしれない。
さらに、ブラックアイドピルスンなど、「もどき」の上手い若手が
いくらでも出てきている。
また、愛娘のモモランドも必ずしもブレーク継続とは言えず。
私生活では、NSユンジに手をだして別れるなど、
作曲家としての意欲にも陰りが見えてきているのも否めない。



ここで・・・・

ヨジャチングと組んではいけない作曲家
について触れてみよう。

スウィートチューン
Nine MusesやKARAなど、「メンバーに個性的な歌手がいない」場合のみヒット曲が出る。個性が強烈な場合、おとなしい平坦な曲調は、個性を生かすことができない。
ヨジャチングは、ユジュを初めとして個性が強烈なヴォーカルであるため、スウィートチューンは最も適さないと言える。
では・・・・

ヨジャチングと組んだら面白い作曲家
は誰だろう。

勇敢な兄弟
シスターや(チョアがメンバーだったころの)AOAなど
個性的なヴォーカルがいれば、歌手と共に成長していき、連続ヒットとなり発展していく。ヨジャチングと組んだらさぞかし面白くなるだろう。しかも、ヨジャチングは「セクシー路線」は絶対にやらない。
勇敢な兄弟とくれば、必ずセクシー路線であるが、ここでそれをやらないところに面白さがある。セクシー路線ではないブレイブサウンド。
これは、今までにない新鮮さをK-POP界にもたらすだろう。
男性歌手であるが、現在、サミュエルで連続的に曲を発表している。
もちろん、セクシー路線ではない。

イケメン作曲家 ショーン・アレクサンダー
Oh My Girlの唯一の傑作曲「Closer」を単独で書いた作曲家。
肝心のOh My Girlは、ショーンの曲が好きではないのか、
せっかく掴みかけたブレークのチャンスを生かそうとしなかった。
もったいない話である。
ならば、大物ヨジャチングが組んで、ショーンの世界を大きく広げてみれば、それはK-POPファンが大きく待ち望んでいることの実現となろう。


と言うことで、今回は、かなり辛口なヨチンの新曲評となった。
ヨジャチングだから、何でも絶賛とはいかない。
大手プロダクションアイドルの巨大なファンダムとともに、
ひたすらべた褒めするパターンを行くわけにはいかない。
ヨジャチングには、本当の発展を望んでいるからこその、辛口である。

次回に期待しようではないか。


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